備え梅
 
 

備え梅

クライアント: BambooCut inc.
デザイン会社: KITADA DESIGN inc.
クリエイティブディレクション:竹内順平
アートディレクター&デザイナー:北田進吾
国:日本

 

2016年に起こった熊本大震災がきっかけで備え梅は生まれました。震災時、特に子供達が食事ができず、歯磨きもできない状態で、唾液を分泌しずらくなってしまったことから、病気にかかるケースが多く見られました。1000年も昔から日本に存在する「梅干し」には、様々な「助ける力」があります。では、どのようにしたら梅干しを携帯してもらうことができるか。防災品として存在させることができるか。

その答えの1つが「うれしい」という要素です。

当時、防災品はあくまでも「できれば買いたくないもの」であり、なるべく安価でデザイン性も必要視されていないものでした。が、人にプレゼントしたくなったり、人からもらったときに嬉しくなれるもの。それこそが新しい防災にカタチになれるのではと感じ、備え梅の梅干しは職人がつくる最高峰の美味しい昔ながらのものを用意し、「お守り」のように携帯できるパッケージデザインで仕上げました。今では引き出物やお歳暮などの需要を多数いただいております。